そしてついに1時半ごろ、アマダイの力強いアタリが来た。引きも30cm弱の時よりずっと強い。良型を確信しつつ巻き上げ、船長いわく「レギュラーサイズ」をゲット。食べるには十分な大きさに、ジワリと満足感がわく。家で測ったところ37cmと、まずまずのサイズだった。
この日の釣果は、ハナタレ、30cm弱、37cmのレギュラーサイズと、時間と共にサイズアップ。とはいえ、僕も含めて船中、良く釣れたとは決して言えない日だった。今年に入って絶不釣を自認する正林さんは、ハナタレのみ。連敗街道が続く。
帰りは渋滞もなく、4時過ぎには帰宅。釣り人の特権の一つに、釣った新鮮な魚を食べられることがある。この日は正林さんの「アマダイの寿司を食べたことがない」(僕もない、おそらくほとんどの人がない)というリクエストで、正林さん懇意の池袋のお寿司屋さんに30cm弱とハナタレ2枚を持ち込み、調理してもらった。ハナタレは煮付け、30cm弱は半身を薄造り、半身を寿司に。
やはりアマダイは美味しい。釣った当日ゆえ、刺身は身がしっかりしていてほんのりとした甘みがある。さらにはプロにやってもらったので見た目も美しく、極上の味わいだ。