アクセサリーを駆使すれば普段使いにも!
『ハイラックス』を即買いしたユーザーの多くは、使用環境に恵まれ、目的もはっきりしている人たちだろうが、なによりも旧態依然のトラックとは一線を画したつくりが、快適なクルマに慣れた世代にもアピールしたのではないだろうか。しかも、1世代前のものとはいえ自動ブレーキを上級グレードに標準装備し、車線逸脱警告装置(同・前)やトラクションコントロールによる姿勢制御も付く。気になる荷台の件も、トヨタのレース車両やカスタマイズをてがけるTRDから鍵付きのトノカバー(16万円)が発売されているので、それを付ければ不安は解消される。さらに11月には、同じTRDから荷台をすっぽりと覆う鍵付きキャノピー(写真・36万円)も発売された。デザインも素晴らしく、まるでかつての『ハイラックスサーフ』が蘇ったような印象だ。都会的なデザインのクルマが増えるほど、男らしくて武骨な『ハイラックス』のようなクルマが見栄えする。本気で遊ぶ人向けという条件付きではあるが、無二の1台を手に入れたいと思うなら、迷うことなく購入をおすすめする。
ボディ
ダブルキャブのボディは全長が5mを超える。床が高いため、子供やお年寄りは乗り降りがしづらいが、そんなところもいまどきの快適なクルマとはまったく違う
荷台
荷台は奥行きが最大1,565mm、開口幅1,380mm。サビや腐食に強い亜鉛メッキ板を使用。
コンソール
コンソールのデザインはモダンで、使い勝手に優れる。写真にはないが、後席は座面を持ち上げることができ、荷台に置きたくない荷物の置き場所として使える。