今や対個人だけではなく、学校や職場のコミュニケーションツールとしても欠かせない存在となったLINE。トーク以外に無料通話やLINEニュース、タイムラインなど、多彩な機能が搭載される中、インターネット広告・メディア事業のインタースペースでは、同社が運営する日本最大級のママ向け情報サイト『ママスタジアム』にて、ママのLINE利用に関する実態調査を実施。いまどきのママたちはLINEをどのように捉えて、どう活用しているのか。その回答状況とデータの解析結果を公表した。
様々なサービスが提供されているLINEだが、「トーク(98.4%)」はほとんどのママが利用。続いて「スタンプ(73.5%)」「無料通話(63.2%)」「LINEニュース(43.6%)」「タイムライン(41.1%)」が利用されているという結果になった。各サービスの利用率には年代差が見られ、40代以上では「スタンプ(スタンプショップ)」が8割を超えるのに対して、20代以下では約6割程度。逆に「着せかえ(着せかえショップ)」は20代以下が他年代層より高め(32.5%)で、「タイムライン」も20代以下ママの半数近くが利用しているようだ。
LINEに登録されている「友だち」の数は平均122.4人。年代別では、20代以下は平均134.5人、30代は平均123.7人、40代以上は平均99.1人だった。一方「普段からよくやり取りする友だち」の数は全体平均で11.0人。友だち登録されていても実際のやり取り人数はかなり絞られることがわかる。さらに年代別では、20代以下は平均7.8人、30代は平均11.6人、40代以上は平均13.6人となり、若いママの方が友だちの登録数は多いにも関わらず、普段のやり取り人数は少ないようだ。
LINEの「トーク機能」を使っている人(506名)に、誰とトークでやり取りしているかを聞いたところ、最も多かったのは「パパ(82.0%)」となり、続いて「ママ友以外の友だち」「ママ友」が8割弱、「自分の親」「姉妹・兄弟」など家族関連が約6割だった。最も多かった「パパ」は、20代以下ママでは約9割だが、40代以上では約7割と2割の差。若い世代では、結婚・出産前のおつき合いの段階からパパとLINEしていた人も多いのに対して、上の世代は結婚・出産後にLINEを使い始めた人が多いことなどが、この数値の差に影響しているのかもしれない。
さらに年代別で見ると、20代以下のママは「パパ(90.8%)」「自分の親(75.6%)」「義理の親(42.9%)」と家族関連が高め。「自分の親」や「義理の親」が30代以上と比べて高いのは、両親も比較的若く、既にLINEを利用していることが多いためか。
一方、40代以上では「園や学校の同じクラスの保護者(51.9%)」「子どもの習い事や部活の保護者(20.8%)」など、園や学校関連が高くなっている。また12歳以上の子どもがいるママでは「子ども」がなんと72.5%に。ママの年齢や子どもの年齢によって、ママたちがLINEする相手も違ってくるようだ。