■N700系8両車に乗るなら、指定席がオススメ
山陽・九州新幹線直通の車両は、JR西日本・九州が共同開発したN700系8両車が充当されている。
オススメは指定席(4・5・7・8号車と6号車の一部)。一部を除き、すべて2人掛けのサルーンシートで、自由席(1~3号車)に比べ、座席幅460ミリ(注、3人掛けの中央席と同じ)、リクライニング機構の改良、ひじかけの外側にドリンクホルダーを設置するなど、使い勝手や坐り心地もよい。
自由席は、“新幹線標準”の3人掛けと2人掛けが並ぶ。シートモケットの前者は縹色、後者は茜色をベースに、市松模様をアクセントとしている。
以上は窓側席、最前列と最後列のすべてにモバイル用コンセントを設置した。
グリーン車は6号車の一部に設けられており、定員は24人。16両車と同じシンクロナイズド・コンフォートシート(背もたれの傾斜に伴って、自動的に座面が連動で沈み込む座席)で、座席の表皮を革製に変更のほか、リクライニング機構の電動化、レッグレストを追加したことで、くつろぎやすさを向上。モバイル用コンセントは16両車と同じく、各席に設置した。
新幹線電車で目新しいのは、5号車女性用トイレ向かい側のパウダールーム。3面の姿見、くずもの入れ、クッションパネルなどを配置した。