小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

世界37か国で売られている『ごきぶりホイホイ』の製造工場のヒミツ

2017.11.26

■世界中の商品を高速生産

改良を重ねてきたのは商品だけではない。変化する商品に合わせて工場のラインも細やかな改良が重ねられている。工程は

(1)シートに粘着剤を塗布してハウスに貼り付ける。
(2)足ふきマットをとエサをセット。
(3)店頭販売用パッケージに詰める。

という流れですべてが自動化されている。最も難しいのは粘着剤で、気温や湿度にあわせて細かく調合されているが、それも現場の職員が経験してきた声を元にしたもの。


オートメーション化が進んでいるので、スタッフは最小限!

海外向け商品も坂越工場で製造され、輸出されている。各国にあわせてパッケージは変えているものの、商品内容はすべて同じ。類似商品も出てきたが、高い日本品質で信頼性を勝ち取り、輸出量は年々増えているそうだ。


パッケージデザインは各国用に変えている。

しかしゴキブリ対策のニーズは、見えないところで、薬剤を使わず、確実に退治する、という流れに向かっている。しかし、『ごきぶりホイホイ』の国内生産量は、ここ数年横ばい傾向にある。一方で、中国では衛生管理への関心が高まってきた影響で輸出量が増え、アジア全体では伸びているという。研究所の生物育成エリアで世界中のゴキブリを育てている理由もうなづける。

1892年の創業から125年の研究を積み重ねてきたからこそ、人類の天敵に立ち向かうロングセラーが生まれたのだ。

取材・文/野々下裕子

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。