ペットと泊まれる宿としてこれ以上望めない時間を楽しませてくれた食事の後には、坂本尚彦料理長に感謝のご挨拶。愛犬同伴型リゾートホテルでここまでの和食、懐石料理を堪能させてくれるところはそうはないからである。
もちろん、わが家のラブラドールレトリーバーのマリアとジャックラッセルのララも愛犬ディナーを注文。美味しくいただいた。
もうすでに旧軽井沢の離山通りに静かな夜の帳(とばり)が降りている。ボクたちは階下の暖炉があるラウンジ&バーへ。すでに報告した通り、ラウンジのいすは1脚20万円はする、かけ心地抜群の(犬はカフェマットを敷いて)イタリアのカッシーナ製。暖炉も軽井沢仕様の特別なものだという。
レジーナリゾートではレジーナリゾート富士、蓼科にもバーがあり、小型犬ならバーカウンターに陣取り、中大型犬ならテーブル席で飼い主とともに愛犬用カクテルをいただけるのが犬社会でも話題となっているそうだ。
ボクはウイスキーを、同伴の女性は軽井沢高原ビールを。そしてマリアたちはヤギミルクにカシスやブランベリーで色をつけた愛犬用カクテルをいただく。想像してみてほしい。日本最高峰のリゾート地、軽井沢、それも旧軽井沢にグランドオープンしたばかりのリゾートホテルの外界の寒さから遮断された、暖炉の火がともるラウンジ&バーで1杯やれるなんて、飼い主も愛犬も幸せすぎるではないか。
酔いにまかせ、まるで北欧、スウェーデンのボルボのインテリアのような暖かみと上質さある、軽井沢らしいエレガントな夜を演出するラウンジ&バーの大きな暖炉の前で記念写真をバチリ。この季節、インスタ映えすること必至である。
ところで、レジーナリゾート旧軽井沢のラウンジの外にあるウッドチップドッグランが使えるのは日没まで。軽井沢の条例で、夜、照明が使えないのがその理由。どうしても、という場合はスタッフに扉の鍵を開けてもらうこともできるが(照明最小限でもけっこう明るい)、マリアたちは今回、全室プライベートドッグラン付きの1階の客室だから心配はいらない。