■Speaker
「真空管オーディオ・フェア」ではバックロードホーンなど高能率なスピーカーも多く展示されていた。小出力のシングルパワーアンプでドライブできるスピーカーが求められているため、フルレンジ、小口径、高能率と他ではあまり見られないスピーカーが並んでいる。さらに大型のホーン型、後面開放型、ヴィンテージユニットなども見られた。
Hasehiro Audioの『UMU-191M』、『UMU-171M』などが試聴できるコーナー。ウッド&コンクリートホーンの『WCW-we755a』は重さ35kgの超重量級で、WE755Aの復刻版20cmフルレンジを搭載する。
コンクリートホーンは全く箱鳴りがなく、これがルーツになって他のシリーズが生まれたという。
板を重ねてエクスポネンシャルホーンを作ることに成功した代表取締役の長谷川安衛氏が、自らデモンストレーションをおこなっていた。
山越木工は木工製品専用メーカーで美しいエンクロージャーが特色。今回はフォステクス『FE208-Sol』を使った20cmフルレンジ用大型バックロードホーンを展示。特別価格45万円ペア(税込)だった。試聴したかったのだが実演に間に合わず未聴である。
ホーンの部分は直線的ではなく曲線で構成されたエクスポネンシャルホーンを採用しているように見える。
スーパーツイーター専用の木製スタンドも作っている。『TSD165HG』1万800円(税込)。これも新製品でフォステクス製のホーンスーパーツイーターに対応する。