DIME MAGAZINE
『変わらないその勇気に泣け！』
オレはあんまり湯船には入らないけど、この湯船は薬湯、この湯船はラドン風呂、そしてこっちは二股温泉って感じで、前と湯船の配置も形も同じだから、全くもって迷うことがない！ リニューアルオープン初日にして、勝手知ったる我が家にやってきたような、この安堵感とデジャブー感！ いいじゃないですか〜!!
だからオレも、昔と同じ場所にあるであろう高温サウナ室前の立ちシャワーへと迷うことなく向かう。このシャワーヘッドは新品になってた！ 上面据えつけ型なんだけど、すごくデッカイ、シャレたヤツ!! そうそう。こういう地味な、気がつく人だけが気付くなんてとこに金をかけるところがまたまた素晴らしい！
そしてお湯を浴びる……って熱湯じゃああああ!! ちゃんと適温に温度調整してシャワーのお湯を出したつもりなのに、とんでもない熱湯じゃああああああああ！
あわてて湯温を一番ぬるい、水の位置にすると、やっと適温くらいになった。しょうがない、まだうまいこと温度調節ができてないんがよね。ほんとにしょうがないんでしょ、なにしろ初日ですから〜。
そして高温サウナに入る。オオオオオッ!! このサウナ室内は壁を完全に張り替えてますよ〜。もうキレイ！ ちなみに温度は何度くらいかしら？ って室内を見回すと……あれ？ 絶対あるであろう温度計がないッ！ ついでに12分時計もないッ!! いやいや前までは両方ともあったけどな〜。ただひとつ５分の砂時計だけがポツリと壁にくっついてる。
ま、これもね、今日中には取り付けるんでしょうよ、なんか天井からその電源用みたいなコードが垂れ下がってるし。ここにあと数時間もしたら取り付けるはずですよ。サウナ室内の木枠に工事中に落ちたと思われる木屑なんかも付着したまんまですけど、それもしょうがないっすよね。なにしろ初日ですから〜。
でもちゃんとテレビは稼働しております!! オレもそうだけど川崎Ｂにくるお客さんは絶対にサウナのテレビが好きそうだからね。そう思ってテレビを見ると……なんと!! テレビ画面の下３分の１が全然見えてないッ!!
どういうことかわかりやすく説明すると、多くのサウナ室のテレビっていうのは、サウナ室にガラスの窓があって、その向こうに小さなテレビを置く小部屋みたいなのがある。で、ガラス窓越しに小部屋に置いてあるテレビを見れて、音はちゃんとサウナ室内にあるスピーカーから通して聞こえるようになってる。
で、普通はその窓とテレビの画面がピッタリ合ってるワケなんだけど、本日の川崎Ｂの高温サウナの方のテレビは、画面の三分の一が窓の下の方に隠れて設置されております！ いや〜このくらいなんかテレビの下に台でも置いて調節すりゃあいいんじゃないか？ と思うけど、ま、初日ですから〜。流れてた番組もずいぶん前の小林桂樹主演の二時間ドラマで、それもなんかよかったし、テレビなんか音が聞こえて，上の三分の２が見えてりゃだいたい内容わかるしな！
しかし、この３分の１テレビがこの後、意外な展開を引き起こす！
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