なーんとなくダラダラ過ごしてしまいがちな休日。起床したら昼が過ぎていて、今から予定を立てるのも面倒だからとスマホを片手にベッドでネット三昧。気がつけば日も暮れて、いそいそと夕飯を食べて風呂に入って就寝。こんな休日を過ごしてしまった経験は誰にでもあるはずだ。筆者としては非常にこの上なく理想的かつ最高で極上な休日に思えるが、これが毎回続くとさすがに人としてまずい。趣味の1つや2つあればいいが、見つけるのは面倒だし、続けるのはもっと面倒だ。恋人や友人と会うのは楽しいが、お金がかかる。「どっかにお手頃で楽しい趣味が転がってないかなー」。そんなことを考えている人にぜひオススメしたいのが「ボランティア活動」だ。
■ボランティアには一期一会の出会いがある
ボランティア活動と聞くと、「お手頃」「楽しい」とは正反対のイメージがわくだろう。確かに「社会をもっとよくするために頑張りたい」と活動する人徳ある方もいるが、それがすべてではない。大学生の頃からボランティア活動にふれてきた筆者がその良さついてご紹介していきたい。
(1)多岐に渡るボランティア活動
ボランティアと一口に言っても、その活動は多岐に渡る。定番中の定番である「ゴミ拾い」、マラソン大会やチャリティーイベントなどのお手伝いボランティア、高齢者や知的障がいのある子どもたちと遊んでお世話をするボランティア、この他にも挙げればキリがないほど日常にボランティア活動が潜んでいる。誰かのために頑張る「社会奉仕」がボランティアの基本精神だが、その活動はやりがいと笑顔にあふれており、一度やってみれば意外と楽しいのも事実だ。
(2)金銭面のハードルが低い
ボランティア活動は参加無料が基本。なかには有料のものや報酬が発生するものもある。被災地ボランティア、イベント参加型ボランティア、イベントのボランティアスタッフなど、特殊な活動の場合にお金が発生する。
(3)人との出会いがある
どのボランティア団体も恒常的に人が足りておらず、常にネット上で募集がかかっている。その結果、その活動でしか得られない一期一会の出会いがある。これがボランティア活動の最大のポイントだろう。筆者の個人的な見解として、活動に来る人の多くは温和だ。次いでアグレッシブで明るい人が多い。こういった人々と一緒に活動するので、自然と楽しくなり、新しい人間関係が生まれることも多々ある。
ここまでいくつかボランティア活動の良さを挙げたが、やはり百聞は一見に如かず。今回は定番中の定番である「ゴミ拾いボランティア」を取材したので、ここからはその模様をご紹介したい。