冷蔵庫で献立の相談をすると、ユーザーに使用状態(ドアの開閉、それまでの献立の使用状態)などから、お勧めの献立を提示してくる。
ユーザーが作りたい献立を選択すると、スマホアプリにその献立を送ることができる。この献立には材料のリストがあり、買い物に行って、何を買うか? の確認をすることができる。このリストはその材料を購入するとマークすることができるのだが、このときに購入したものは冷蔵庫に在庫として記録される。
そうして、購入した物は推定賞味期限によりアラートが出るなど、貯蔵管理をしてくれるのだ。そして、このレシピデータはCOCORO KITCHENに対応したヘルシオに転送することができ、調理のアシストができる。
一部のヘルシオやこの冷蔵庫が対応したことで、COCORO KITCHENはより実用的な環境を実現した。シャープのAIoTの完成度は一層進化し、他社製品との差別化が明確になってきたようだ。まさに単純な冷蔵庫からAIoT対応デバイスと名乗るにふさわしい進化をしている。
「シャープ SJ-GX55D/50D」はレシピを考えるのが面倒な人、冷蔵庫の食品管理をもっと楽にしたい人にオススメだ。
■関連情報
「シャープ SJ-GX55D」製品ページ
https://cgi.sharp.co.jp/reizo/products/sjgx55d.html
「シャープ SJ-GX50D」製品ページ
https://cgi.sharp.co.jp/reizo/products/sjgx50d.html
取材・文/一条真人
ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。著書50冊以上で、近著は「Androidスーパーハイウェイ」(Kindle版)。IchijoMasahto。本名:OSAMU SAKATA。
■連載/一条真人の検証日記