4.中古戸建て編TOP10
■中古戸建て購入時の平均借入額トップのエリアは?
平均借入額がトップのエリアは目黒区。続いて渋谷区。特に1位の目黒区6398万円は、新築戸建て1位の世田谷区5090万円と、新築マンション1位の港区5137万円よりも1000万円以上も高い結果となった。また、中古戸建て2位の渋谷区5525万円も、新築マンション・新築戸建てよりも高い金額に。これは、目黒区や渋谷区が有する八雲や青葉台、広尾、松濤といった邸宅街には、高価な注文住宅が多く建てられており、それらは中古物件になっても高い価値を維持しているためだろう。
■新築と中古の場合で大きく違う墨田区
戸建ての新築と中古の場合で、一番大きな違いが見られたのが、中古戸建て4位の墨田区。中古の場合は4300万円だが、新築の場合は2226万円と、約2000万円の差があった。墨田区はスカイツリーやソラマチができたことにより注目を集めているエリア。人気エリアにある戸建ては価値が上がっていると考えられる。墨田区は元々下町であるため、駅周辺にも戸建ての住宅が多くあり、新築の戸建ては人気エリアや駅から少し離れた場所に建てられる場合が多く、価格が安いのではないだろうか。
※1 平均借入額の1000円以下は四捨五入。
※2 エリアは同社で住宅ローンの借り入れがあった市区のみ(ARUHI調べ)。
【調査概要】
調査対象:東京都在住の、20~49歳の男女(自宅の居住用として住宅を購入された方を対象)
調査期間:2010年6月~2015年11月
回答サンプル数:1643サンプル
調査データ:同社で住宅ローンの申し込み(借り入れ)を行った人の成約データより
文/編集部