3.中古マンション編TOP10
■中古マンション購入時の平均借入額トップは「港区」
平均借入額トップは、新築マンションの場合と同じく港区だった。新築マンションの平均借入額が5137万円だったのに対して、中古マンションの場合は4124万円と1000万円も安い金額になっている。住宅を購入する際、予算の都合でエリアが限られるケースもあるが、中古マンションは他の種類の住宅よりも金額が低いため、好きな街を選べる自由度は高いのかもしれない。
■知名度の高い街を含むエリアが、中古マンションでは上位を占める
2位の江東区、3位の渋谷区、6位の中央区、10位の品川区など、ビジネス街に近く交通アクセスの良いエリアが上位に集中している。また、5位の目黒区、8位の世田谷区など高級住宅地を含むエリアもランクインしているのは、住環境が整っているため、中古物件の販売価格が高く、ローンの借入額も比例して高くなっているようだ。
■他エリアとは違う!? 武蔵野市の中古マンション事情
中古マンションの平均借入額で4位になった武蔵野市3828万円。新築マンションでは3193万円だったため、中古マンションの方が高いという逆転現象が起きている。住みたい街で常に人気の吉祥寺駅付近には、既に多くの物件が建てられており、近年、新築で作られている武蔵野市のマンションの多くは、武蔵境などの郊外エリアで、比較的手頃な価格で売り出されているものが多いためかもしれない。立地条件の良い物件は人気が高く、中古であっても値段が下がらないため、郊外の新築物件よりも高くなることがあるようだ。