ペット関連市場は今や1兆5000億円に近づいていると言われている。ペットと共に暮らす人が増える一方で、ペットや飼い主自身の高齢化による「ペットの終活」の必要が指摘され始めている。ペットが病気になった時や飼育している家族がいなくなってしまった時など、『もしも』の時のために、飼い主はどのような対策をしているのか。マクロミルでは犬猫の飼い主1000名に対して独自調査を実施。その結果を公表した。
まず飼っている犬・猫に、万が一のことがあった際の備えとして、現在行なっていることを聞いた。最多は 「かかりつけ動物病院をつくる」82%で、大半の飼い主が実施。次に多いものは「貯金」29%、3番目は「迷子札の装着」24%と続く。なお、別の迷子対策である「マイクロチップの装着」は12%に留まっている。
万が一の備えに貯金をしている割合(犬の飼い主、猫の飼い主別)
万が一の備えにペット保険へ加入している割合(犬の飼い主、猫の飼い主別)
飼い犬・飼い猫の万が一の時に備えとして「貯金」「ペット保険への加入」をしている飼い主に、どれくらいお金を掛けているかを聞いた。
貯金額の平均は、飼い犬29万5102円、飼い猫16万2164円で、ともに40代の飼い主が最も多く貯金をしていることがわかった。また、ペット保険料の月額平均は、犬3169円、猫2747円で、犬の場合は30代と60代の飼い主が、猫の場合は20代の飼い主が多くお金を掛けていることが判明。また、「貯金額」と「ペット保険料」ともに、どちらも犬の飼い主方が高い金額となっている。