■連載/安蔵靖志の「ワーママ&パパにっこり神家電」
Q.タテ型洗濯機はバブル時代なんですか?
東芝「ザブーン」シリーズに搭載している「ウルトラファインバブル」は、目に見えない泡が水に溶け込んでいるのが大きな特徴だ
A.安蔵プロ:「気になるトレンドになってきたのは間違いないですね。各社ともさまざまな特徴で自社の強みを打ち出しています。例えば日立は『ナイアガラシャワー』、シャープは『パワフルシャワー』と、洗剤液を浸透させる『シャワー』を前面に押し出しています。それに対してパナソニックは『泡洗浄』を打ち出していたのですが、東芝が今回の新モデルで『ウルトラファインバブル洗浄』を打ち出しました。時代によって打ち出し方が変わってきているのですが、『泡』というのは今注目したいトレンドですね」
Q.「泡」がなぜいいのですか?
A.安蔵プロ:「洗濯機の汚れ落ちの良さは、衣類の繊維の奥まで洗剤液をいかに浸透させるかが勝負になります。洗顔のときに洗顔料を泡立てた方が汚れ落ちがいいですよね? 洗剤の中に含まれる『界面活性剤』(洗剤の主成分)が汚れに接する面積が、泡立てた方が広がるというわけです。東芝の『ウルトラファインバブル洗浄』は、目に見えないくらい細かい泡を水に溶け込ませることで、界面活性剤の働きをアップさせるというものです。どちらも『泡の力』というわけですね」
Q.洗濯機は現在タテ型とドラム式がありますが、タテ型洗濯機の魅力は何ですか?
A.安蔵プロ:「『汚れ落ちの良さ』ですね。今はドラム式洗濯機とほとんど違いはないと言われますが、そうはいってもやはりタテ型の方が汚れ落ちは上です。乾燥機能の性能や使い勝手、節水性はドラム式の方が上ですが、お子さんがいて泥汚れの付いた衣類などを洗うことの多い家庭では大活躍します」
2016年10月に行われた日立「ビッグドラム」シリーズの発表会の模様