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なぜ日本のカレーライスには福神漬けがよく合うのか?

2017.08.23

■“カレーライスには福神漬け”を広めた功労者とは?

 カレーライスに福神漬けを添える形式を、市井の人々に広めた功労者については諸説ある。帝国ホテルや梅田阪急百貨店の食堂で提供されたのが始まりといわれる他、銀座・資生堂パーラー説もかなり有力だ。昭和3年から本格的な西洋料理を提供し始めた資生堂パーラーでは、当時よりカリーライス(当時の表記)の薬味として福神漬け、らっきょう、しょうがを添えていた。昭和初期の頃は土地柄もあって、常連客の中に新橋芸者も多く、彼女たちはスパイシーなカリーライスを食べた後の口直しとして甘い薬味を望んだ。その要望に応えてマンダリン(缶詰のみかん)を薬味に加えた。

 現在、資生堂パーラーではカレーライスの薬味は4種類添えられる。国産の福神漬けとらっきょう、自家製のたまねぎの醤油漬け、そして今も受け継がれているマンダリンだ。これらの薬味がシルバー製のタワーに立体的に盛り付けられて出されるのが資生堂パーラーならではの演出だ。

 今回オーダーしたカレーは、和牛を使ったビーフカレーライス。昔と変わらない製法によって4日間かけて仕込んだカレーソースは、スパイスの香味が際立つ個性派だ。辛さは控えめで、年齢を問わず食べやすい味わい。お米は新潟県指定農家のコシヒカリを使用。ほどよい粘り気と甘みを持ち、カレーソースを引き立てる。そしてカレーの合間に食べる酸味の利いた自家製のたまねぎの醤油漬けやらっきょうが味覚に抑揚をもたらし、福神漬けのさっぱりとした風味が口中をすっきりとさせる。そして締めくくりに甘みのあるマンダリンで口を爽やかにする。4種の薬味はそれぞれに役割を発揮し、カレーの味わいに奥行きを与えている。いわば欠かせない脇役といえる。歴代の美食家たちをうならせてきた伝統のカレーライスを、その厳選された薬味と共にぜひお試しいただきたい。

“日本のカレーライスには福神漬け”が良く合う理由
資生堂パーラーは1902年(明治35)にソーダ水やアイスクリームを提供する「ソーダ・ファウンテン」として誕生。本格的なレストランを開業したのが1928年(昭和3)のことだ

“日本のカレーライスには福神漬け”が良く合う理由
レストラン開業時、顧客だった新橋芸者がカリーの食後に口直しをしたいという要望から薬味にマンダリン(みかん)が添えられるようになった

“日本のカレーライスには福神漬け”が良く合う理由
資生堂パーラー3代目総調理長・高石鍈之助によって、資生堂パーラーを代表する多くの洋食メニューが考案された。なかでも知られているのがミートクロケット(俵型のコロッケ)だ

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