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ヤラセ、演出って言葉がバカバカしくなるほどクレイジーな番組『バチェラージャパン』が面白すぎる

2017.08.12

ただひとつだけ文句がある。バチェラー久保さんの最後に残した女性。25人の女性のなかで、ほとんどの男性がファーストインプレッションで「この子が良い」って子を順当に選んだ。

回を重ねていくと、ピュア、学歴、美貌、家柄を兼ね備えた女版バチェラーみたいな子だと分かっていく。

しかも、その子にとって周りで行われいるバトルは対岸の火事。必死なアピールも特にせず、スルスルとサバイブし、最後に美味しいところをゲット。

才能は、必死なアピールに悠々と勝るっていう嫌な現実も見せてくれる。

一見「バチェラージャパン」とは夢物語だが、よく見るとシビアな社会の縮図。人生の教材として使える強度がある。過激の向こう側から真実が見えてくるんだ。

話を最初に戻そう。2代目バチェラーに決まったのは、35歳の若さながらIT企業の幹部を務める、小柳津林太郎(おやいづりんたろう)氏。

幼少期をNYで過ごした後、帰国。その後、慶應義塾大学経済学部を卒業し、就職後は持ち前の語学力とビジネスセンスを生かし海外事業の立ち上げにも携わる。後輩たちにも親しまれているプロフェッショナル。

絵に描いたようなパーフェクトヒューマンである。

ただただ残念なことは、シーズン2は2018年春より配信開始予定ってこと。約1年後か・・・、なかなか遠い。

「バチェラージャパン」、僕ならどう宣伝するか?

前述したが、「過激の向こう側から真実が見えてくる」って言うしかない。今はハデさとチャラさを売りに宣伝している。それの逆をいって、深い哲学がある教育番組と銘打って宣伝することをオススメしたい。

2つのパターンでCM作ったら、絶対に面白いと思う。

文/ヨシムラヒロム

1986年東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業。
イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使、五反田コワーキングスペースPaoで週一度開かれるイベント「微学校」の校長など幅広く活動。
2016年3月に単著デビュー作「美大生図鑑」を上辞。購入したい方はコチラから

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■連載/ヨシムラヒロムの勝手に宣伝部長

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