■空前のブームはここからはじまった!
SUZUKI RG250Γ
新車当時価格 46万円(1983年式 RG250Γ)
現在の中古相場価格 30~50万円
市販車初のアルミフレームと新開発の水冷並列2気筒エンジンによって、圧倒的な性能を見せつけたのがRG250Γ。性能だけでなく、サーキットから抜け出してきたかのようなフルカウルも衝撃的だった。このモデル発売後、レーサーレプリカ人気が瞬く間に盛り上がっていくのだ。
■オフロードモデルにもレーサーレプリカがあり!
HONDA CRM250AR
新車当時価格 47万9000円(1997年式 CRM250AR)
現在の中古相場価格 35~60万円(全年式)
レーサーレプリカというとロードレーサーを思い浮かべる人がほとんどだろうが、当時はモトクロッサーを模した公道モデルも多数リリースされていた。代表的なモデルがCRM250ARだ。環境にも配慮した「ARエンジン」は次世代2ストロークとして期待を集めたが、強化を続ける環境規制に対応できず、残念ながら数年で姿を消すこととなった。
文・佐賀山 敏行(さがやま・としゆき)
学生時代からのバイク好きが高じて、カスタムバイク専門誌やハーレー専門誌などの編集長を歴任。現在はヤマハSR400に特化したウェブマガジン「The SR Times」を運営する。ほかにも出版業界紙や金融・投資など、幅広いジャンルで活躍中。