【OTHER CHOICE】根強い人気を誇る元祖高級SUVの御三家
SUVの高級車といえば、2002年に登場したポルシェ『カイエン』が先駆け的な存在だった。それまでスポーツカーしか生産してこなかったポルシェがSUVを造ったということで話題になり、日本市場でも大ヒットした。ただ、現行モデルは2010年にフルモデルチェンジ以降変わっていないため、最近はやや人気が低迷気味。第3世代への期待が集まっている。
高級SUVの元祖『レンジローバー』は、走行性能や豪華さという点で他車を圧倒してきたが、やはり最近このクラスに参入してくるスポーツメーカーなども増えてきたため、スポーツ仕様を追加するなどラインアップの強化を図っている。
一方で元気なのがメルセデスAMGの『Gクラス』。もともと今から50年近くも前の軍用車だったのが、メルセデス・ベンツとAMGの絶え間ない努力によって、トラック的なクロスカントリー車から、ハンドリングを誇れるSUVへと進化、ついにはV型12気筒エンジンを搭載した。迎え撃つ、これらの元祖高級SUVからも目が離せない。
◎ポルシェ『カイエン ターボS』2251万円
◎ランドローバー『レンジローバー SVオートバイオグラフィー』2944万円
◎メルセデスAMG『G65』3564万円
文/石川真禧照
※記事内のデータ等については取材時のものです。