■ほかにもある!! 憧れのバイクたち!
90年代のバイクシーンを牽引したモデルは、ハイスピードツアラーやスーパースポーツだけではない。ここでは忘れてはいけない代表的なモデルを紹介したい。
★唯一無二のスタイリングは、いまなお注目度高し!
YAMAHA VMAX1200
新車当時価格 95~105万円(逆輸入車)
現在の中古相場価格 40~60万円
クルーザーともネイキッドとも異なるマッシブなスタイリングで人気を集めたVMAXは、初代が1984年に登場。その後、国内仕様もリリースしつつ、2007年まで生産され続けたロングセラーモデル。そのためにタマ数が多く、リーズナブルな車体から極上の1台まで、比較的余裕を持って選べるのが嬉しい。
★ビッグ1も初期型が狙い目!
HONDA CB1000 SUPER FOUR
新車当時価格 92万円
現在の中古相場価格 25~40万円
現行モデルもCB1300スーパーフォアとして人気を集めているが、その初期型は1992年、CB1000スーパーフォアとして登場した。スタイリングは現行よりもトラディショナルな雰囲気が濃く、エンジンの存在感も強い! 「ビッグ1」の愛称どおり、迫力と大きさを求めるなら、あえての初期型狙いもおおいにアリだろう。
★ファイナルエディションはすでに高騰気味!
KAWASAKI GPZ900R
新車当時価格 79万9000円(国内仕様)
現在の中古相場価格 45~75万円
映画『トップガン』や漫画『キリン』などに登場し、当時絶大な人気を誇ったのがGPZ900R・通称「ニンジャ」。1984~2003年まで、じつに20年間も生産され続けたため、タマ数は豊富で、年式にこだわらなければ、かなり安く購入できる。しかし、ファイナルエディションや高年式モデルは価格の高騰がはじまっており、プレミアムモデル化するのは時間の問題といえよう。
文・佐賀山 敏行(さがやま・としゆき)
学生時代からのバイク好きが高じて、カスタムバイク専門誌やハーレー専門誌などの編集長を歴任。現在はヤマハSR400に特化したウェブマガジン「The SR Times」を運営する。ほかにも出版業界紙や金融・投資など、幅広いジャンルで活躍中。