■今に続くスーパースポーツの源流も90年代にあった!
2000年代に入ると、高出力化に歯止めがかかり、さらに巨大な車体を嫌がるライダーが増えたこともあってハイスピードツアラーの人気はひと段落。変わって支持を集めたのが、サーキットを走るレーサーのようにコンパクトでシャープなスタイリングを持つ「スーパースポーツ」である。
前述のとおり、現行スーパースポーツは200万円オーバーの超プレミアムモデル。しかし、じつはそのルーツは90年代からあって、中古車価格もこなれているのでオススメなのだ。ここでは代表的な2台を紹介しよう。
★コンパクト・スーパースポーツの元祖!
HONDA CBR900RR
新車当時価格 115~125万円(逆輸入車)
現在の中古相場価格 25~45万円
1992年に登場したCBR900RRは、大排気量かつ大きな車体を持つハイスピードツアラーとは一線を画すモデル。コンパクトな車体にベストバランスな900cc並列4気筒エンジンは、ビッグバイクとは思えない旋回性能を誇り、スポーツライディングを好むライダーから人気を集めた。
★スーパースポーツブームは、ここからはじまった!
YAMAHA YZF-R1
新車当時価格 120~130万円(逆輸入車)
現在の中古相場価格 40~60万円(初期型)
ヤマハが誇るスーパースポーツ・YZF-R1は現行モデルであれば226万8000円(逆輸入車・プレストコーポレーション)。しかし初期型は当時120万円ほどで、さらに現在の中古車相場であれば50万円前後で購入できるのだ。