小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

扇子には開き方や扇ぎ方のルールがあるって知ってた?

2017.07.27

■顔や首はあおがない!? 浴衣着用時のエレガントでマナーあるあおぎ方

そして気になるのが、あおぎ方。西出さんに、浴衣などの着物を着ているときのマナーあるあおぎ方を教えてもらった。

「浴衣や着物を着ているときには、袖(そで)から風を入れるようにします。こうすることで、自分の体温は下がりますし、パタパタと動かす位置が胴回りになりますので、人様の顔に扇子が当たるような危険も避けられますね。これがイコール『マナー』。相手への気配り、思いやりになります。そして、さらに自分もエレガントに振る舞うことができ、周囲からの評価が高くなります」

そして西出さんは、マナーについて次のように教える。

「マナーは、まずは、相手への配慮、相手優先ですが、結果的に自分にもプラスが返ってくる、WIN-WIN、HAPY-HAPPYの関係を構築するものです。どんなに自分が暑くて、風が欲しいと思っても、まずは、その場所や状況を考えて欲しいと思います。自分の欲のためだけにむやみに扇子であおぐ行為を控えることで、自分自身にプラスの出来事が起きると思います。もちろん、周囲の人が望むときには、あおいで差し上げることは良いことです。マナーはあなたがハッピー、幸せになるためにあるのです。相手への思いやりの気持ちを『型=所作』で表現をする、それがマナーの本来の意味です」

■浴衣着用時のエレガントな所作

夏に花火大会や祭りなどで着る機会がある浴衣。しかし慣れない浴衣ゆえに、どうしても所作がカッコ悪くなる。いつものように身動きしてしまうと、浴衣が崩れてしまうことも。そこで西出さんに、エレガントな所作を教えてもらった。

1.かがみ方

「頭のてっぺんから腰にかけて上体をまっすぐにしたまま、右足を半足退き、右足を折ってかがみます。こうすれば着物がくずれません」

2.立ち上がり方

「右足に重心をおいて、頭のてっぺんから腰にかけてまっすぐにして立ち上がります。このとき左足を後ろに引くと、“退く印象”を与え、謙虚さを表現できます。

ただ本来は、進む方向に応じて右足を出しても間違いではありません。控え目でエレガントな所作という観点からすれば、左足を退くほうをおすすめします」

3.椅子の座り方

「(1)1の動作でかがみます。このとき、ヒップ下のあたりに手をそえるとエレガントに見えますが、そえなくても美しく座ることができるのが上級者です。

(2)座っているときには、左足を退いて右足にそろえます。このとき、なるべく足元が裾に隠れて見えないほうがエレガント。足を強調しないほうが素敵です」

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。