最後に味見をしつつ、顆粒和風だしを少々加えて味を調え、完成です。
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いかがでしょうか。酒、みりんの代わりに、梅酒を使う。これの手法、お勧めです。酒が持つ、臭み消し、食材を柔らかくする、旨味添加などの効果に加え、みりんの持つ、甘さ、風味の添加を、梅酒1つで一気にまかなってしまいます。そして、ほんのり香る梅の風味がまた風情を生んでくれます。こういった工夫でバリエーションが増えれば、さらに料理の楽しさも膨らみますよね!
『お料理うんちくツイート』~梅酒は物によってピンキリ~
梅酒は、梅、糖類、アルコールによって生成される酒で、どの梅酒もリキュールとしての分類ではあるのだが、一般的にスーパー等で安価に手に入る梅酒は、合成梅酒であることが多い。合成梅酒とは、人口酸味料、香料、醸造アルコールなどで代用されたものが含まれる。逆に、フレッシュの梅、糖、アルコールのみを使ったものは、本格梅酒と表示され、高価なものとなる。
文/ムッシュ・フジタ
南国の某リゾートホテルにてフレンチシェフをやっています。好きな食べ物は焼き肉。