■カメラの画質も高く、小技の利いた機能も満載
誤解を恐れず言えば、カメラはGalaxy S7 edgeから大きな進化がない。デュアルピクセルCMOSセンサーを搭載しているため、オートフォーカスが非常に速いが、センサー自体は同じものだ。ソフトウェアは改善されており、より手ブレが発生しづらいものの、前の機種が登場してから1年経っていることを考えると、もう少し大きなジャンプがほしかった。
一方で、画質自体は非常に高く、暗い場所でも被写体をしっかり捉えることができる。室内で撮った写真を見ても、ノイズが非常に少なく、手ブレもしっかり防げている印象だ。風景写真や人物写真がキレイに撮れるのはもちろん、料理の写真も、色味がいい。ちなみに、料理モードは、中心部分以外にボカシをかけることができるようになっており、より撮りたいものを強調できる。カメラは地味ながらも、着実に進化している印象だ。
細かな点では、使い勝手を高める機能が充実しているのもうれしいポイントだ。たとえば、画面下に表示されるソフトウェアキーは、設定で左右のキーを入れ替えることが可能。Galaxyは従来から、一般的なAndroidスマホとは「戻るキー」と「アプリ履歴キー」が逆に配置されていた。Galaxy S8+では、これをGalaxy仕様のままにするか、Android標準に変えるかを選択できる。
Galaxy S7 edgeのころから継続して搭載されている機能だが、ゲームアプリを多用する人には、「Game Launcher」が役に立ちそうだ。Game Launcherはゲームと思われるアプリを自動でまとめてくれる、文字通りのランチャーだが、プレイ中に通知を抑制したり、チップセットのパフォーマンスを変更したりといった設定も同時に行える。ゲームプレイ中の映像を記録できるのも、このGame Launcherの機能だ。