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マイクロソフトが目指すAI、OS、MRの〝かなりワクワクする未来〟とは?

2017.06.22

■いよいよ始まるMRの働き方改革

 マイクロソフトが同社の「Microsoft HoloLens」を活用して進めているMR(Mixed Reality/複合現実)も注目だ。最近、VR、ARなどと合わせてよく聞く聞く言葉だが何が違うのか。ちょっと整理すると、「VR」は「Virtual Reality/仮想現実」で、あくまで現実世界を遮断し、すべて仮想の空間上で行われる。ARは「Augmented Reality/拡張現実」スマートフォンのカメラなどを通して見える映像に、デジタルなグラフィックを重ね合わせて表示する。マイクロソフトが提唱するMRは、一見、ARと同じようなものと捉えられそうだが、実はカメラ(もしくは人間の視覚)を通じて見えている現実空間の対象物の状態も認識して、その上に仮想空間が描かれている。そのため、現実空間に存在するテーブルや椅子などに、仮想空間でモノを置くこともでき、現実の対象を動かせば、仮想空間で置いたモノは床に落ちてしまう現実と仮想を文字通りミックスしたものだ。

 このMRは近い将来我々の生活や仕事を大きく変えていくことになるだろう。Buildに続いて5月に東京で開催されたde:codeでHoloLensの開発者でもあるアレックス・キップマンは「コラボラティブ・コンピューティング」という概念を語った。これは今までパーソナルなものだったコンピューティングを複数人でコラボレートするものにシフトしようというもの。HoloLensなどを使うことで、我々は体験をシェアすることが簡単になる。そこに“ある”ホログラムを活用してVR空間で他人とコミュニケーションできるようになることで働き方は大幅に変わっていくのだろう。例えば会議室のような仮想の空間や、開発中の店舗に仮想的に集まっていっしょに作業をできる。

 VRというとエンターテインメントの要素が強かったが、今後はこの「コラボラティブ・コンピューティング」の進化も見逃せない。ある意味働き方改革を推進する製品、分野でもあるので、ぜひ安倍政権には積極的に開発者を支援してあげてほしいものだ。

 もしこの技術が進めば、はっきり言って一つの会社に出社してみんなで集まって仕事をするという意味はあまりなくなる。SF好きの筆者としてはワクワクして想像が止まらなくってしまう未来だ。住む場所もどうでもよくなるので、筆者だったらごちゃごちゃした東京をいち早く脱出して、田舎の実家に帰りたいし、仕事場を仮想現実上にするなら狭い部屋やオフィスでもホワイトハウスの大統領執務室のような空間で仕事をすることもできるだろう。そうなったら、ちょっとは我々のクリエティビティも増すんじゃないか…と。そのうちこの目の前にあるパソコン自体も仮想PCになってしまうのかもしれないが、それはもう少し先の話かな…とか。

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