■乾燥生姜の作り方・天日干し編
生の生姜を乾燥させて作る乾燥生姜は、ショウガオールをもっとも多く含むことができる生姜の形態と言われている。
だが、市販の乾燥生姜は、ほとんどがフリーズドライ製法か、圧力を下げて50℃以下で乾燥させる製法で作られているらしい。これでは生の生姜から水分のみを取り除いただけなので、ショウガオールがほとんど増えていないということになる。
よって健康効果はほとんど期待できない。つまり、自作した乾燥生姜の方が、確実に効果を与えてくれる可能性が高いということだ。
乾燥生姜を自作する場合には、2つの製法が挙げられる。どちらも健康効果は抜群なので、お好みの方で試作していただきたい。まずは、太陽による天日干しでの製法を紹介しよう。
【作り方】
1.ショウガを皮ごと1〜2mm程度にスライスする。
2.ベランダなどで一日中天日干しをする。
天日干し用のネットはホームセンターなどで売っているが、100円均一の洗濯ネットで代用が可能である。時間が少々かかるものの、晴れた日に放っておけば出来上がるので、朝の出勤前にしかけておくといい。忙しいビジネスマン向けの製法だ。
■「乾燥生姜」の作り方・オーブン編
こちらは、蒸した生姜を乾燥させる製法だ。以前は蒸し器を使うやり方がスタンダードだったが、現在はオーブンで蒸すさらに簡単な製法が広まっている。
【作り方】
1.生姜は皮をむかずに綺麗に洗う。
2.1mm程度の厚さに切っていく。
3.オーブンの天板にオーブンシートを敷き、生姜が重ならないように並べる
4.100℃に設定したオーブンで1時間ほど加熱する。余熱は必要ない。
5.1時間経ったら、生姜が乾燥しているかチェックする。まだ乾燥していないならば、5分おきに加熱を繰り返す。
6.生姜が完全に乾燥したらオーブンから取り出す。
生姜をカットする際には、生姜のラインに添って1〜2mmの薄さに切るのがポイントだ。ラインに平行に切ると繊維が毛羽立ってしまうので注意しよう。