駅から離れ、お世辞にも「交通の便がいい」とは言えない場所にあるにもかかわらず、平日でも朝からにぎわい、土日は駐車場渋滞が起こる———。なぜ人はコストコとイケアに〝わざわざ〟行くのか。その謎を探った。
〝海外っぽい〟非日常の空間に溢れる〝リアルな暮らし〟のアイデア
【 イケア 】
スウェーデン発、世界各地に出店している世界最大の家具量販店。2002年にイケア・ジャパンが設立され、1号店IKEA船橋が2006年にオープン(2016年にIKEA Tokyo-Bayと名称変更)。現在、国内には8店舗あり、2017年10月には東海地方初ストア、IKEA長久手が開業予定。関東近郊で最も来場者数が多いのはIKEA港北。http://www.IKEA.jp
◎会員カードと吊るしのサインでお得をゲット
「お客様にお得な情報は、すべて店内に表示されています」と言うのは、IKEA港北の南 豪徳さん。イケアのショールームエリアの至るところに吊るされているサインや、製品に付けられたタグ。ここにお買い得情報が書かれている。「例えば、〝Our lowest Price〟の表示は、そのカテゴリーの中で、最安値のアイテムです」(南さん)。買い物前に調べたいなら、イケアの公式サイトの〝キャンペーン〟をチェック。お得情報がまとめられている。また、加入必須なのが、当日の買い物から使える会員カード〝IKEA Family〟。会員限定のお買い得商品やフードメニューが楽しめる。
●ルームセットは常時約50種のバリエ
センスのいい部屋づくりは、インテリアの統一から。ライフスタイルごとに設定されたルームセットを入念にチェックすればセレクトに失敗がない。
ベッドや収納にもなる組み合わせ自在のモジュール式ソファ〝VALLENTUNA(ヴァレントゥナ)〟は品薄が心配されるほどの人気アイテム。
●リネンと照明が狙い目!
タオル類の中で、南さんイチオシが〝AFJÄRDEN(オーフィエンデン)〟。「洗濯してもヘタらない。上質なのにこの値段は、お得です」。399円~。
SNSで話題になったスペーシーなペンダントランプは7999円。台座に置くだけでスマホ充電ができるデスクスタンドなど新機能搭載品も。