
80年代頃、サンオイルで焼いてきた世代は、焼いてこなかった世代に比べて、将来シミが濃くなる確率が高まるという。サンオイルと聞いて懐かしさと共に、ドキッとした人は多いかもしれない。今は男性でもシミが気になる人もいるだろう。
そこで今回は、肌の健康のスペシャリスト・神戸大学の市橋正光名誉教授によるシミ対策の講義をもとに、最新の紫外線対策について紹介する。
■サンオイルを塗っていた10~20代はシミリスクが高まる!?
2017年5月23日、都内某所で開かれたNEXTWEEKEND主催・ネスレ日本協力のイベント「グッドナイトリペアカフェ」において、市橋名誉教授が紫外線の肌リスクについて講義を行った。若いうちに日焼けをしてきた人ほど、シミのリスクが高まるという。
「成長期は紫外線からの細胞ダメージが大きいため、赤ちゃんは、最も紫外線からのダメージが大きいといえます。サンオイル世代の方で、10代の頃に焼いてきたという方は、特にシミになりやすいです」
サンオイルを塗らずとも、10代の頃、思いっきり公園や海で日焼けをして遊んだ記憶がある人もいるのではないだろうか。同様に不安がよぎる。もし30~50代になってシミが気になる場合、どうすればいいのだろうか。
「対策は、さらにシミができるのを止める、もしくは、シミが広がるのをスローダウンさせることです。紫外線ダメージによる炎症を止める食事が大切です。最もいいのは野菜と果物をたくさん食べることです」