■世界ナンバー1に駆け上がったサムスンの歴史
デジタルシティには、「SIM(SAMSUNG INNOVATION MUSEUM)」と呼ばれる博物館がある。ここではサムスンの歴史や電化製品の進化の歴史が展示されている。
サムスンは、1938年にイ・ビョンチョルにより、3万ウォンを元手に大邱(テグ)で創業された。創業当時は商社がメインの業務で、干物や野菜、果物などが主な商材だったという。
1969年に日本の三洋との提携で三星三洋電機(SAMSUNG-SANYO)が設立され、これが1977年に三星電子(サムスン エレクトロニクス)となった。
1970年はNECとの提携で三星NECが設立、白モノ家電やA&V製品の製作が始まった。
それでは、過去の製品を振り返っていこう。こちらは1972年に発売された、サムスン初の白黒テレビだ。
1974年には、サムスン初の窓埋め込みタイプのエアコンが発売された。
同年に、サムスン初の冷蔵庫も発売。韓国のご家庭に電化製品の時代が到来することとなった。
同じく二槽式で独立型の脱水機が付く、洗濯機も発売される。