■連載/ペットゥモロー通信
猫はダンボール箱のような狭い場所が好きですよね。これは野生の猫が、獲物を探すためや敵に襲われないために、身を隠せる場所を見つけて寝床にしていたことの名残だそうです。
ダンボール箱が好きなのはわかったけれど、ダンボール箱の中にいる猫を撫でようとすると猫パンチをくりだされることもあります。また、段ボールをかじったりむしったり、身を守ってくれるダンボールに対してちょっと攻撃的ではございませんか……と感じることも。これって散らかるし、飲み込んでしまったらお腹の調子が悪くなるのでは……と心配になるので、調べてみました。
ダンボール箱の2階建てマンションが完成。順番待ちです
ダンボール箱の中から猫パンチ!の謎は?
ダンボール箱は、寝床としてだけでなく、獲物を探すために身を隠す場所として最適だと猫は思っています。つまり、ダンボール箱に入ったときの猫の気持ちは、「まったりくつろぎたいモード」と「戦闘開始モード」の2種類があるのだそう。
戦闘開始モードのときは、要注意。飼い主さんの手を「獲物」と見立てて「狩りごっこ」をスタートさせてしまうのです。猫パンチぐらいですめばよいのですが、興奮してガブッと噛んでしまうこともあるので気を付けましょう。
また、まったりくつろいでいるからといって、うかつに手を出すのも考え物です。気持ちよく寝ているときは人間だって邪魔されたくありませんよね。「触らないでよっ」とばかりに猫パンチが飛んでくることもあるので、やっぱり注意が必要です。
そう考えると、ダンボール箱と猫が相思相愛中は、手を出さないというのが、一番正しいようです。