●プラスチック製
[メリット]
・値段が安い
・軽い
・色がカラフルでデザインが豊富
・電子レンジで加熱できるものがある
・食器洗浄機が使えるものがある(「ふた」だけ使えない場合もある)
[デメリット]
・匂いや色がつきやすい
・耐熱温度が弁当箱やパーツによって異なる
「プラスチック製は匂いや色移りしやすいところがあります。カレーや豚キムチなどのおかずを入れると色落ちしにくいですね。ただ、電子レンジが使えるものも多いので、職場で温める習慣がある方には最適です。また、軽くデザインも豊富なので手軽さは一番。ただし耐熱温度が弁当箱の本体および、フタなどのパーツによって異なるので、よく説明書を読んで使うのをおすすめします」(野上さん)
●「曲げわっぱ」
[メリット]
・シンプルな作りで壊れにくいため長く使える
・長く使うほど風合いが増す
・通気性が良いので食品が傷みにくい
・一定時間、美味しく保つ
・ご飯(米)の水分がほどよく残り、美味しくなる
・パスタの麺同士がくっつきにくい
・何を入れても美味しそうに見える
[デメリット]
・「かぶせぶた」なので、水分が多いと汁もれすることがある
・色がつきやすい
・手入れが必要
・水につけっぱなしはNG
・電子レンジ・食器洗浄機使用不可
・値段が高め
・塗料が塗られていないものは、油や色汚れなどが落ちない
・漆塗りのものは漆がはげることも
「曲げわっぱは、長く使うほど風合い増すことや、木材の特性から、中のご飯やおかずを美味しく保ってくれるところなどが、非常に優れています。ただ、食品の色移りや油染みはつきやすく、内ぶたがついている弁当箱に比べて、汁もれの心配はあります。ただ、曲げわっぱの技術はもともと、水もれしにくいという特性があるのも確か。『かぶせぶた』のものなら、上下の揺さぶりに気を付けて、普通に持ち歩くのであれば、それほど心配することはないでしょう。また、メンテナンスの方法は普通のお弁当箱と異なりますが、慣れてしまえば簡単ですよ」(野上さん)