■交感神経系が弱った時にも有効
ネロリの成分は、交感神経系を鎮静させるため、鬱を引き金とした心身症にも高い効果を示す。自律神経の乱れで発症する、不眠症や高血圧、動悸などもネロリのアロマを日常的に嗅ぐことで緩和できるという。
また、神経性の消化不良や腹痛、腹部痙攣、下痢などにも十分に有効だ。北アフリカでは昔から家庭の胃腸薬としても使われてきたほどである。
さらに、ネロリのアロマは性欲を高めるためED効果も見込まれる。特に過去にベッドで失敗してまった経験のある男性にはオススメ。女性からのプレッシャーや、「行為の途中でもし萎えてしまったら……」といった焦りや不安から解放してくれるのだ。ベッドインする前に香りを嗅いでおけば、心因的な勃起不全を事前に防いで、自信に満ちたセックスができるはずだ。
■どんな肌トラブルにも対応する万能アロマ
ネロリの美容効果の特長は、肌への刺激が少ないためにどんなタイプの肌にも使用が可能なことだろう。敏感肌、乾燥肌、脂肌……各々を「ちょうどいい」肌質に改善してくれる、とても良いバランサーの万能アロマなのだ。
特に、皮膚のターンオーバーが遅くなってきているときに新しい皮膚細胞の成長を高めてくれるという。肌の再生を助け弾力やツヤを取り戻してくれる上に、毛細血管の破れや傷跡などを修復する働きもある。アンチエイジングにもぴったりのアロマというわけだ。
ネロリは肌トラブルが多発している時や、肌の衰えを感じ始めた時にこそ、本領発揮してくれる。中年以降の成熟した肌における効果は、おそらく他のアロマの追随を許さないだろう。
ぜひ、ホハバオイルなどで希釈をして、アロマ化粧水を作り、日常的に使って欲しい。しわやたるみの防止だけでなく、心に訴えかける香りの効果で肌質の改善が見込める。