ハイレゾ対応のプレーヤーやイヤホンは2万円台から揃えられるが、アステル&ケルンは、2つ合わせて約87万円というプレミアムなアイテムを登場させた。
オーディオ&ビジュアル評論家の鴻池賢三さんに聞くと、
「『AK380』は、老舗の旭化成のデジタルをアナログに変換する半導体、DACの中でも最高の「VERITA」を2基使用。限定生産の『Copper』は、通常、サビが出るためボディに適さない銅を使用。銅の優れた導電性と外来ノイズを防ぐシールド効果、そしてその比重により、かつてない重厚かつ優れたバランスのサウンドを得ることができます」
イヤホンモニターは、カスタムイヤホンを世界に広めた、ジェリー・ハービー氏率いる『JH Audio』とのコラボモデル。通常は1〜3基のドライバーを、何と12基も搭載。ケーブルには米国のハイエンドブランド『MOON AUDIO』を採用した。
「これほど物量を投入すると、開発にも製造にも手がかかり、価格が上がるのもうなずけます。クルマでいえばジャガーの12気筒のような贅沢さですからね」(鴻池さん)
《 プレーヤーとイヤホン合わせて87万円!》
アステル&ケルン『AK380 Copper』実勢価格約50万円
幅79.8×高さ112.4×奥行き17.9mm、350g。容量256GB、収録可能数:約9,880曲、連続再生約10時間分(FLAC/44.1KHz/16bit)/収録可能数:約1560曲、連続再生約6時間分(FLAC/192KHz/24bit)。
アステル&ケルン『JH Audio Layla II』実勢価格約37万円
周波数特性10Hz~23kHz、入力感度117dB@1mW、インピーダンス20Ω、カーボンファイバー&ブラックアルミニウム製キャリングケース、IEMケーブル2種、イヤチップ2種、スクリュードライバーが付属。
ケースは、ルイ・ヴィトンのバッグのハンドルに使われている天然皮革を採用。
【ここがプレミアム】純度99.9%の銅が重厚な音を生み出す
銀の次に導電率が高い銅。優れた導電性と比重、ノイズを防ぐシールド効果で超高品質な音を実現。
【ここがプレミアム】B.A.ドライバー12個搭載。異次元サウンドを実現
12個ものドライバーが搭載されている『Layla Ⅱ』。大きさは一般的なイヤホンと比較すれば一目瞭然。