■連載/PC&スマホのお悩みを解決!「サポートスタッフだけが知っている“プロのテクニック”」
インフルエンザが流行っていますが、体調など崩されていませんでしょうか? ウイルスつながりということで、今回はパソコンをウイルスに感染させない予防方法についてご紹介いたします。
コンピュータウイルスの感染源として多いのは、メール、Web、SNSの3つです。メールからの感染は減少傾向にありますが、銀行などを装うフィッシング詐欺、添付ファイルを開くとパソコンを制御不能にして、身代金を要求するランサムウェアの被害は増えています。金銭を目的とするため、手口は年々巧妙化してきているといえるでしょう。
まずは、メールに添付したファイルを容易に開かない、URLのリンクを踏まないよう注意してください。意外かもしれませんが、TwitterやFacebookなどSNSで共有されるリンクも同じようにご注意ください。Web経由での感染ですが、以前はアダルトサイトにアクセスしての感染が目立っていました。しかし最近は、たとえば料理サイトのような、一見普通のサイトでも感染してしまうケースが発生しているようです。
こうした被害を予防するには、以下の3か条を守ることが基本となります。
◆ウイルス対策ソフトをインストール・更新する
◆Windowsをアップデートする
◆各種ソフトを最新版に更新する
順番に見ていきましょう。
◆ウイルス対策ソフトをインストール・更新する
セキュリティの大前提は、ウイルス対策ソフトのインストールです。Windowsには「Windows Defender」というセキュリティソフトが装備されていますが、これは基本的なウイルス検知機能のみで、フィッシング詐欺対策などには対応していません。より広範囲な安全性を確保するために、市販のウイルス対策ソフトの導入をオススメします。
また、購入したパソコンにウイルス対策ソフトが入っていても、その後無料期間が過ぎて放置している人も多いのではないでしょうか。期限切れのウイルス対策ソフトは、ほとんど意味がありません。というのも、ウイルスは次から次へと新種が出てくるからです。
さらに、長く使っているパソコンでは、ウイルス対策ソフトのバージョン自体が古いケースも見られます。ベースのプログラムをアップデートすることで、さらにセキュリティ機能が強化されます。パッケージ版のソフトはもちろん、クラウド型の場合も、手動でのアップデート操作が必要なケースがあるのでチェックしてみてください。