◆バッグ内の視認性を高める工夫
ところでこの『mo・baco』、正面のパーツはボタンを外すと上3分の1程度が手前に倒れるようになっており、その機構により中の収納物を一目で見渡せるようになっている。
これと同じ機能は以前に紹介した『ひらくPCバッグ』とも共通する仕組みだが、中身へのアクセスを容易にする点で重宝する仕組みである。特にフリーアドレス制のオフィスの場合、私物を全てデスクに出してしまうと、その出し入れだけで手間がかかってしまう。この仕組みを取り入れることで、『mo・baco』が擬似的なマイデスクを実現してくれるのである。なお、展開する蓋の裏面にはペンホルダー3本分搭載されており、私の場合はボールペンだったりホワイトボード用のマーカーを収納するのに利用している。
◆移動を容易にするハンドル
バッグ、というからには当然かもしれないが、この『mo・baco』にもハンドルが備わっている。
蓋を閉じるとそのままハンドルを握れるようになっているのだが、ハンドルのないファイルボックスとの持ちやすさの差は歴然である。なお、ボックスの幅の関係上と思われるが、握った際に両ハンドルの間に若干の距離があり、そのことが握った際に幾分かの疲れを生じさせる点が個人的には気になった。
男性の私でもそうなのだから、女性の場合はより持ちづらさを感じるかもしれないが、いずれにしても元々はごく短時間の移動を想定して作られた製品である。その点を鑑みると、このくらいは許容範囲であると考えている。