◆高橋晋平の憂鬱な月曜日を楽しくする研究会【月曜日が憂鬱にならない方法】
日本には、休日明けの月曜が嫌いな人が多すぎる……。その現状を改善するため、月曜日を楽しくしたい人のコミュニティ「月曜クラブ(通称:月ク)」が立ち上がりました。この連載では、月曜日の憂鬱を減らし、一週間を楽しく過ごす方法を研究、紹介していきます。
今回は、仏教の道を歩んでいる「お坊さん」なら、月曜を憂鬱にならずに過ごす方法を知っているのではないかと考え、東京都江東区、門前仲町駅の近くにある臨済宗妙心寺派(禅宗)陽岳寺の副住職、向井真人さんにインタビューをしてきました。
-早速ですが、人はどうしたら、月曜日を楽しく過ごせるんですか?
向井:月曜日が嫌なんですか?
-はい。月曜日はTwitter上にも「げっそりげつようび~」「面倒」「イヤダ」というつぶやきが溢れますし、僕も仕事がきつい時は、日曜の夜からすでに泣いています。そもそも、なぜ休日明けの月曜日は、つらいんでしょうか?
向井:単純に、落差でしょうね。土日が楽しいから、それが終わる月曜はつらい人が多いんでしょう。
-もしかして、7日間で区切るのがダメなんでしょうか? 人生は一続きなのに、7日間が終わると、また次の7日間が来て、月曜が繰り返す。永遠に同じ7日間の繰り返しだと思ってしまうのが苦しいのかなと。人生に、一週間という概念は必要ない?
向井:いえ、必要でしょう。ゴミを捨てるのがいつだとか、この日が締め切りだとか、7日間で区切るからわかりやすいわけですし。このとき重要なのは、7日間は一本道ではないと捉えることです。線ではなく、面で捉える。
-面?
向井:月曜が永遠に繰り返す、と思っている人は、平均台の上を歩いているようなものです。前だけ見て、横に踏み外すことなく進み続けなければいけないと思い込んでいる。でも、人生は、いつ、いかなる方向に進んでもいいんです。
-と言いますと?
向井:横にそれればいい。嫌な仕事はやめちゃえばいいんじゃないですか? 時々サボるとか、仕事中に息抜きでTwitterやったり、ゲームしたりする「ながら道楽」とか。