■彼氏&彼女ができたあとはドキドキがとまらない!?交際後は、交際前の2倍以上の中途覚醒
人は交際前後で中途覚醒が変わるのか…そんな疑問を解くため、1,923名の中でこの1年に異性との交際が始まったという男女計20名の交際前後の中途覚醒を調べた。その結果、交際後の中途覚醒はなんと2倍以上に上ることがわかった。彼氏や彼女ができて安心してよく眠ることができるかと思いきや、ドキドキして眠れない(?)という意外な結果に、日本人の恋愛は大変と遠藤氏も興味深い調査になった。
では中途覚醒をしないためには、どのような睡眠をとるのがベストなのか、遠藤氏は以下のようにアドバイスする。
「毎日同じ時間帯に睡眠を取り、規則正しい生活を送ることが大切です。重要なのは、睡眠時間の長さよりもタイミング。長すぎても短すぎても、早すぎても遅すぎても問題です。毎日自分がどの時間帯に寝ているのかの管理には活動量計を使うと簡単です。
一般的に『寝だめ』という言葉が使われますが、毎日十分な長さの睡眠がとれていれば、休日に『寝だめ』をする事はできません。つまり『寝だめ』は、平日の睡眠不足という借金を休日に返している状態です。それではどのような睡眠が理想なのでしょうか。
(1)『寝だめ』をしなくてもいい、規則的な睡眠習慣を身につける
(2)長時間寝るなら土曜日の朝のみ!日曜日の朝は早く起きる
もし平日に規則的な生活がおくれず、睡眠不足がたまっているのであれば、休日に解消する必要があります。しかし、その際に注意したいのは、長時間寝るのは土曜日の朝だけにし、日曜日の朝は早く起きること。なぜなら、日曜日の朝に早く起きると、日曜日の夜は早く眠くなるため、月曜の朝は睡眠不足を清算し、かつ長い睡眠時間が取れた状態で出勤できるのです。
最もよくないのは、日曜日に昼まで寝てしまうこと。結果、日曜日の夜は早めに眠れなくなり、短い睡眠のまま月曜日の朝を迎え、寝不足のまま一週間をスタートすることになってしまいます」
睡眠に大切なホルモンが集中して出る時間帯は0時〜6時といわれている。この6時間になるべくかぶるように睡眠時間を設定することが大切だ。規則正しい睡眠を目指して、まずは活動量計をうまく使って自分の睡眠を可視化し、自身の睡眠習慣を見直してみるのも手だ。
※分析は『WM(わたしムーヴ)』、『ムーヴバンド2』利用者の10代以上の男女を対象に、基本属性や生活習慣などについてアンケート調査を行い、回答した1923名の人のデータを分析したもの。