朝、起きた時、「なんとなく憂鬱…」。そんなことを感じながら毎日を送っているビジネスパーソンはいないだろうか。そしてその憂鬱な気持ちのまま出社し、また仕事を始める前に憂鬱に…。その原因と乗り切るコツをビジネスコーチに伺った。ぜひ実践に役立ててみよう。
■仕事前に襲ってくる「朝の憂鬱」はなぜ起きる?
仕事で上司や部下、同僚と一悶着あったり、何か仕事上のトラブルがあったりすれば、その対処悩み、憂鬱な気分になることがあるだろう。特に人間関係がむずかしくなると、憂鬱になりやすいのかもしれない。果たして、朝の憂鬱の正体は何なのだろうか? ビジネスコーチの小林里江さんに、その原因を聞いてみた。
「ビジネスパーソンが朝、憂鬱になる原因は、3つに大別できると考えられます。一つ目は『睡眠欲求』。夜更かしをしたり、前日に仕事が忙しかったり、朝が寒かったりと、寝ていたい理由はありますよね。二つ目は『身体的な疲労』。前日までの疲れが抜けず、気合が入らないということがあると思います。三つ目は『精神的なストレス』。今日もたくさんの仕事が待っている、数字に追われる、苦手な人との関わりが億劫であるなど、様々考えられます」