◎パスタソースは“高級ふりかけ”
パスタソースとふりかけを比べてみました。参考にしたのは、キューピー「あえるパスタソースだし香る納豆」と総本店水戸納豆「納豆ふりかけ」。
■パスタソースとふりかけの違い
両方とも、かつお味の材料が入っていますが、パスタソースはかつお節で、ふりかけは類粒です。
そして、原材料は食品に使われている割合が高い順に書かれています。パスタソースにはのりとかつお節が高い割合で入っていて、ふりかけにはごまとポテトフレークが高い割合で入っています。
このように、パスタソースには大きめの具材、ふりかけには細かい具材が使われています。
表に記載したのはパスタソースの「具材の袋」のみなので、「ソースの袋」を見てみると、「植物油脂、しょうゆ、和風だし」などが入っています。ふりかけには「しょうゆ風味類粒」が入っていますが、パスタソースには醤油がそのまま入っているので、液体のまま楽しめます。
■パスタソースとふりかけは似ている
パスタソースとふりかけには細かい違いはありますが、原材料を見ると、ほとんど違いはありません。どちらも乾燥納豆を中心に、のり、ごま、かつおなどが入っています。
すべて液体状のパスタソースは、ごはんにかける商品として作られている“なめたけ”や“いわのり”と似ています。そして、パスタソースそのものがビン詰めされたような商品があります。それは、丸美屋の「のっけるふりかけシリーズ」。ツナマヨや明太子はパスタソースにもあります。
家族ならこちらの商品でもいいと思いますが、一人暮らしなら何度も同じ味で食べるのは飽きてしまうと思うので、小分けされているパスタソースのほうがいいと思います。
パスタソースにはソースがついているので、ふりかけよりも食感の幅が広く、楽しめると思います。また、納豆のパスタソースに限らず、パスタソースのほうが具材の粒が大きく、食べごたえあります。このことから、パスタソースをごはんにかける場合、“高級ふりかけ”と言えるでしょう。
◎「食べるラー油」はパスタソースに限りなく近い食品
「パスタソースとふりかけの共通点はわかった。でも、パスタソースは油が入っているから、ごはんと合わない」と考える人もいると思います。
しかし、思い出してみてください。チャーハンにはゴマ油がたっぷり入っています。また、ガパオには肉を炒めるときに使った油がごはんにかけられています。そして、「食べるラー油」はパスタソースに限りなく近い食品です。
パスタソース一袋に対してある程度のごはんの量があれば油は気になりません。ごはんの量を考えながら、パスタソースの量を調節してください。パスタソースの具材だけかけて、パスタソースはかけないという手もアリです。