●ゴマを効果的に食べるテクニック
ゴマはそれ単体で食べることはほとんどない。そこで、何と一緒に食べるかがポイントになる。ぜひ効果の高い食べ合わせでゴマを取り入れてみよう。ながいさんに、ゴマを効果的に食べる、食べ合わせテクニックを3つ教えてもらった。
◎二日酔い、悪酔い防止に「ブロッコリーやキャベツのゴマ和え」
「ブロッコリーやキャベツには“スルフォラファン”という成分が含まれており、アルコール分解を高めてくれる作用があります。ゴマの肝機能を高める作用と合わせて、お酒を飲む前に食べてみてはいかがでしょうか」
◎動脈硬化予防に「豆腐×ゴマ」
「大豆製品には、コレステロール値を低下させる効果が期待できます。湯豆腐をゴマだれでいただくなどすると、動脈硬化の予防になるでしょう」
◎脳の活性化に「青魚×ゴマ」
「青魚に含まれるDHAは、脳を活性化する作用がありますが、酸化しやすいという特徴もあります。抗酸化作用のあるゴマと一緒に摂ることで酸化を防止できます」
毎日の食生活の中で、ぜひゴマを上手に取り入れて、二日酔いや悪酔い、動脈硬化などの予防を実践してみよう。
ながいかよさん
えいよう未来株式会社 代表取締役 管理栄養士。病院勤務、料理講師を経て企業にて栄養指導に従事。従来の制限型指導に疑問を持ち、2010年に独立。経営者や元プロスポーツ選手など延べ3000人に独自の「なりたい姿を実現する」ビジョン型指導は「受けただけで元気になる」と好評。現在は全国にて講演、執筆活動も行う。著書に『仕事で圧倒的な成果を残すハイパフォーマーが実践する飲食の技術』(すばる舎リンケージ)がある。http://www.eiyouin.eiyomirai.co.jp/
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。