若者の間では、LINEで異性を口説く人も増えているようだが、何かテクニックのようなものはあるのだろうか。LIDDELL株式会社は、同社が運営する個人とSNSを使ってPRしたい企業をつなぐサービス「SPIRIT」と、cloudpackを運営するアイレット株式会社とコラボレーションし、若者生態バラエティ番組「みんなのクラウド教室 イケメン編 PART4」を配信しているが、昨年、同番組のコーナー内でイケメン出演者達がLINEをどのように活用しているのか、またどのようなモテテクニックが存在するのか、アンケート調査を実施したところ、ユニークな結果が明らかになった。
まず、若者が使う、LINEで異性を落とすテクニックについて調査を実施。「すぐに返信をせずに焦らす」「スタンプを活用する」「普段とは違ったギャップを見せる」「シンプルな返信をする」「すぐに返信をする」「ハートを使う」など、様々なテクニックがあるとがわかった。具体的には、「よい雰囲気で連続的にやりとりしている時に、あえて既読をつけてから時間を空けて返事をする」という焦らすテクニックが多く、恋愛の駆け引き、押し引きのようなコミュニケーションがLINEでは「既読スルーからの返事」というものになって使われているようだ。
さらに「普段クールなのにLINEではあえて可愛いスタンプを使う」「普段親しみやすい人柄だが、ツンな文章を送る」などの回答があった。これは所謂ギャップを活用したLINEモテテクニック。その他にも文章の最初に必ず「あのね」を付けて相手を惹きつけたり、自分を特徴づけたりしている若者もいた。身振り手振りや表情も見えないテキストだけのコミュニケーションの中で若者は独自のテクニックを使用しているようだ。
■普段の会話よりもLINEでトーク。電話は恥かしい!
◎普段の会話よりもLINEの会話が楽しいと感じる時がある?
「普段の会話よりもLINEの会話が楽しいと感じる時がある?」と尋ねたところ、LINEの会話の方が楽しいと答えた人が6割を超える結果となった。具体的に聞いてみると、普段の会話で言えないことや表現できないことが、LINEだとスタンプや写真、口調などで表現できるという声が多くあった。さらに「電話はハードルが高い」という意見もあり、ネット上で簡単にコミュンケーションができる分、リアルでのコミュニケーションに、恥ずかしい、何を話していいか分からないという感覚があるようだ。
■ハートマーク(ハート)は(笑)であり好きではない
◎LINEでハートを使うとき、そのハートの意味・感情は何?
「LINEでハートを使うとき、そのハートの意味・感情を言葉にすると何?」と尋ねたところ、ハートの本来の意味である、好き・好意的な感情を伝えるという答えが15%となった。若者が使うハートには(笑)や冗談という意味合いが一番多く、次にテンションが上がっているという表現に使われているようだ。
「その顔まじウケる(ハート)」「やばい!最高(ハート)」など、本来の意味であろう「好き」という感情ではなく使用することが大半を占めている。その他、お茶目アピールや文面を和らげるなど、テキストだとドライに感じさせてしまう時に緩和させる為にハートを使用するようだ。
普段の会話でLINEも含めテキストでのやりとりが多くなっており、「ハート」がとても使い勝手の良い、柔軟なものになっているようだ。男性からすると、ハートが沢山送られて来ると気があるのかと思ってしまうこともあるが、もしかするとそれば冗談や緩和剤として使っているだけかもしれない。