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【サラリーマン相談室】入社して15年経つのにいまだに下っ端の雑用係。転職したほうがいいですか?

2018.05.10

みつさん「何度も言うけど、この料亭の話のポイントも【やり甲斐というのは自分を説得するただの言い訳】だということなんだ。

 いいかい、魚を焼く仕事と、お米をとぐ仕事。どっちのほうが、重要だと思う?」

細山「いやだから、さっき自分で『お米の味が一番大事』って言ってたじゃないですか。重要なのはお米担当者です」

みつさん「お米だけで、お米を食べれるかい? おかずがないと、無理だよね。逆に、おかずだけでも無理。

 君のオフィスの仕事も、同じだよね。コピーと企画提案。実は、どっちのほうが重要という順列は、マボロシなんだよ

細山「確かに、よく考えたら業務には重要性の順序なんてないですね。

 企画提案は花形業務に見えるけど、その企画をコピーしないと会議にならない。何ひとつとして欠けてはいけないんだから、重要性は同じだ」

みつさん「そう、重要性は平等だ。みんなで会社を回しているんだから。

 君が休んだら、誰がコピーするんだい? 部長が1週間休むよりも、君が1日休むほうが職場は慌てふためくだろ? だって君は、何でもできるんだから」

細山「そうか、僕は部長よりも会社にとっては重要なポジションなのかもしれない。何だか、自分という存在の重要性を認識してきました。何というかこう、自信が持ててきたというか」

みつさん「そう、それこそが、【やり甲斐】なんだよ。やり甲斐とは、自分の仕事がいかに重要であるかを、自分自身に説得するための言い訳なんだから。

 本来、すべての仕事は平等に重要。だからこそ、自分の仕事にいかに言い訳をつけて重要性を持たせられるかどうかなんだよ。

 コピーに重要性を探せない人は、企画提案の業務に移ってもやり甲斐を感じられないだろう。下っ端という立場に重要性を見いだせない人は、部長になってもやり甲斐を感じないだろう。

 やり甲斐は、今、自分で目の前から見いだすものなのだから

細山「何だか、爽快です! 相談して、よかった。僕はきっと、どこへ行ってもやり甲斐を探せずにいたと思う。どこにも行かずに、目の前をやり甲斐で埋めてみます! コピーとか弁当注文、そもそもめっちゃ好きだし」

【今週のみつさんの智慧】

①会社の業務には、「どちらがより重要か」という順列などないということを認識しよう。
②すべての業務が等しく重要だとわかると、目の前の業務に【やり甲斐】を見いだすことこそが 自分の本当の仕事だとわかる。
③やり甲斐とは、自分の仕事を肯定するために自分で作り出すストーリーのことである。

さとうみつろう●大学卒業後、エネルギー系の企業に入社。2011年、ブログ『笑えるスピリチュアル』を開始。様々なブログランキングで1位に。14年に会社を辞め、全国各地でトークショー&ピアノライブを開催。現在は那覇市在住。http://ameblo.jp/mitsulow/

※この連載は雑誌「DIME」の読者から寄せられた相談で構成しています。

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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