■誕生の背景
男女400名の意識調査の結果、「過去を含め、コンドームを装着するタイミングで気まずいと思ったことはありますか」という質問に対し、男性の過半数(52%)が気まずいと感じており、女性の約7割は、「スマートにコンドームを着けてくれると嬉しい」と感じていることがわかった。特に、“初めて”の相手には「コンドームを着けたい」「コンドームを着けてほしい」など本音を言い出せなかった経験がある、という回答を数多く得ている。『互いに想いあっているのに、いや、想いあっているからこそすれ違ってしまう二人をどうにか助けたい…』そんな想いから、我々は今まで知らなかった異性の気持ちが分かるVRコンテンツの開発に着手した。
■対前年比1.8倍、ますます増える梅毒感染~着用なしの性交渉は「不安」が6割~
梅毒感染の報告数が2015年は10年前と比べ約3倍の2328件になったことが話題となったが、国立感染症研究所によると、2016年は11月30日時点で4077件と前年同期比で約1.8倍にもなったことを発表した。近年では異性間性的接触による感染が増えていることも注目されており、男性は前年比1.7倍(615件)、女性は1.9倍(405件)にのぼっている。また、HIV感染に関しても異性間での性的接触による感染が増加傾向にあり、特に、女性患者の感染経路に関しては異性間の性的接触によるものが60%とされている。
一方で、過去1年間、妊娠活動以外でコンドームナシの性交渉をしたことがある人は、全体の半数を超えており、(54%)、セーファーセックスに関する意識が十分ではないことがわかる。また、コンドームなしの性交渉をした人の87%は何かしらのリスクを、中でも62%は不安を感じていたということがわかっている。
【調査概要】
データ元:「コンドームの着用に関する意識調査」(コンドーム着用率向上委員会調べ)
調査期間:2015年11月25日〜2015年11月27日
調査対象:日本全国に在住の18〜29歳の男女でパートナーと同棲をしていない人かつ、過去1年間、妊娠活動以外で性交渉の経験がある人
調査方法:インターネットリサーチ
調査サンプル数:400サンプル
文/編集部