【OTHER CHOICE】5ナンバーサイズのミニバンはトヨタVS日産の激戦区
今回、紹介したトヨタ『エスティマ』を除いて、国内市場の激戦区は、何といっても日産『セレナ』が属している5ナンバー枠のミニバンだ。トヨタは『ノア/ヴォクシー』、ホンダは『ステップワゴン』、マツダは『ビアンテ』、三菱は『デリカ』を揃えている。しかし、現状はトヨタと日産の2強構造となっているようだ。『ステップワゴン』も乗ってみるとかなり完成度が高く、リアの上下、左右と2WAYに開くバックドアは便利だが、人気はいまひとつ。
マツダも『ビアンテ』というユニークなデザインのミニバンを発売しているが、最近の同社のデザインと整合性がとれず、ラインアップから外すことを表明している。今回、紹介した日産『セレナ』は発売から1か月で受注台数が2万台を突破するなど、販売は好調でトヨタ『ノア/ヴォクシー』との2強争いから一歩抜け出す存在になるかもしれない。
ちなみに、輸入車にもVW『トゥーラン』やBMW『2シリーズグランツアラー』が3列シートのミニバンとしてラインアップされているが、このカテゴリーでは国産車の人気が根強い。
文/石川真禧照
※記事内のデータ等については取材時のものです。