[活性酸素と水素水]
●そもそも活性酸素とは?
私たちの細胞の中にあるひとつの小器官、ミトコンドリア。そのミトコンドリアが生きるために必要不可欠なエネルギーを作り出すために必要なものが酸素だ。ところが体内に取り込まれた酸素の1~2%がエネルギーを作る過程で体に有害な物質に変わってしまう。これを、いくつかの物質の総称として「活性酸素」と呼ぶ。
活性酸素にはいわば「善玉」と「悪玉」があり、「善玉活性酸素」が体にとって必要な役割を担う一方、「悪玉活性酸素」は強い酸化力で、遺伝子、タンパク質、脂質を破壊する。
老化や糖尿病、多くの病気(特に動脈硬化などの生活習慣病)は、この「悪玉活性酸素」が原因のひとつであると考えてもよいだろう。
●活性酸素はどんな時に生じる?
活性酸素が発生するのは、急激な変化があり、無理なエネルギーを作ろうとする時。例えば、準備運動なしに、急に運動を開始した時がそれにあたる。
実際の生活の中で活性酸素を発生させる最大の要因はストレス。ストレスがあると私たちの体はストレスホルモンを分泌する。それを打開しようとして臨戦態勢になり、血圧が上昇してすぐに酸素不足になる。ところが、ストレスが長く続くとストレスホルモンはむしろその緊張をほぐそうとする。そうすると酸素が足りない状態から酸素が豊富にある状態へと急激に変化。活性酸素が発生しやすい状態になってしまうのだ。
また、早食い、大食いも活性酸素を生み出す。急激な運動と同じで、最初から急いでたくさん食べてしまうと、消化酵素を大量に作り出すためのエネルギーが必要となり、活性酸素が発生してしまうのだ。
●水素水が活性酸素を水にして体外に!
水素は体に入ると数分で体内を駆けめぐり、細胞に届く。そして体内の悪玉活性酸素と結合し水になる。
こうして水になった活性酸素は、汗や尿などとして体外に排出されるという仕組みだ。実験では、細胞障害性の高い悪玉活性酸素だけを体外に排出し、生理学的役割を担う善玉活性酸素には反応しないということがわかっている。
また、もし体内に悪玉活性酸素があまりない場合は、水素が大量に体内に入ったとしても呼気で自然に体外へ出てしまうので、水素が体にたまることはない。そもそも水素は無害な気体なので副作用もない。