新型のエンジンは2.2L直4クリーンディーゼルターボ、163ps38.7kg-mユニット+7ATのみで勝負。モード燃費は15.3km/L~と優秀で、エコカー減税対象車でもある。
運転席に着座すれば、そこはEクラスを思わせる高級感、質感に満ちた世界が広がる。当然、着座位置は高く、下界を見下ろす感覚だ。大開口スライドドアから2列目席に乗り込めば、2列目席は先代同様に取り外しが可能かつ約590mmものスライド量を備えた(スライド操作はけっこう重い)ぜいたく感ある2座のセパレートシート。かけ心地はソファ的な国産ミニバンとは異なる、思わず背筋が伸びる、いす感覚の硬めのクッションが特徴的。
驚くべきは2列目席居住空間の広さ。身長172cmのドライバー基準で頭上に260mm(サンルーフ部分)はともかく、ひざ回りにはなんと1列目席乗員がはるか遠くに感じられる最大560mmもの空間が広がる。3列目席にしても大人がゆったりと座れるスペースがあるのだから超実用的である。
ちなみに最上級グレードの価格が接近するトヨタ・アルファード/ヴェルファイアのエグゼクティブラウンジの2列目席ひざ回り空間は最大490mmである。