「朝、起き出すのが億劫・・・」
「なかなか目が覚めず通勤中居眠りしてしまう」
「会社に着いてもだるくて元気に仕事をスタートできない・・・」
そんな朝悩みを持っているビジネスパーソンは少なくないのではないだろうか。ちょっと睡眠不足になるとこのような状態になりがちだが、きちんと睡眠を取っていても、「朝不調」は起きることがある。その場合、人間に備わる「体内時計」の狂いが原因のこともある。そこで、そんな体内時計を整え、朝スッキリ目覚めて、元気に活動をスタートするために役立つ、朝フルーツを紹介したい。
■シャッキリ目覚める朝ドリンク“レモン水”
朝、コーヒーやミネラルウォーターを飲む習慣がある人は、ぜひ「レモン水」に切り替えてみよう。レモンの香りや果汁には、体内時計に直接作用する働きがあるといわれている。一方、人間の体には、体内時計という生体リズムが備わっており、約25時間周期で動いている。何もしなくても、勝手に活性化の時間と、休息の時間を交互に繰り返すリズムを作っているのだ。しかし、この体内時計、25時間周期で、一日24時間の周期とは1時間ずれているため、何もしないでいると勝手にずれていってしまうのだという。
そこで、朝、決まった時間に光を浴びたり、食事を摂ったりすることで、刺激となり、体内時計はリセットされ、外部環境に体を適応することができるのだ。よって、朝、いつまでも布団をかぶって光を浴びなかったり、朝食を食べなかったりすると、体内時計がリセットされない。すると、「朝なのにスッキリ目覚められない」「夜、寝る時間なのに眠れない」などの支障が起きてくる。
そんなときに役立つのが、レモンである。ポッカサッポロ中央研究所の研究によれば、レモンの香り成分「リモネン」を嗅ぐことやレモン果汁を摂取することで、体内時計を調節している「時計遺伝子」の働きが高まるのだという。朝、レモンを摂取することで、体内時計が活性化モードに切り替わりやすくなり、シャキッと目覚めやすくなるのだ。
■「レモン+日光×朝食」で相乗効果を狙おう!
ぜひ、朝起きたら、水とはちみつでレモン果汁を割ってレモン水にしたり、牛乳とはちみつでレモン果汁を割ってレモンラッシーにしたりするほか、朝食サラダにレモン汁を搾ったりしてぜひレモンを取り入れてみよう。朝、体内時計を活性化モードにするには、カーテンを開けて日光を浴びることがいいというのは広く知られていることだ。そして、同時に朝食を食べることも効果があるという。よって、レモンにプラスして、日光を浴びながら朝食を食べれば、より一層シャッキリ効果が高まるだろう。