『理想のサウナ導線がココにある!』
サウナ室の設定は、室内の温度計で90度、湿度は低めという銭湯サウナによくあるタイプなんだけど、けっしてカラッカラというワケでもないんで、体はしっかりと温まる。それに、なにしろ体育座りがやり放題なので、足元もよくあたたまる!!
カラッカラではないちょっとした湿度だけど、本当はもっとカラカラでもおかしくないんですよ、昔ながらのサウナストーブだから。わずかではあるけれどちょっとした湿り気があるのは一体なんでだろ? とサウナでテレビを見ながらチョッと考えてたんだけど、この答えは後に判明するんで、最後まで原稿はちゃんと読むように。
とにかく10分も入ると体はしっかり熱くなり、水風呂を欲する状態になっている。ということでサウナを出ると、もう目の前は水風呂!!
この水風呂の温度がうれしいことに体感で15度を下回ってる感じなんですよ。30秒くらい入ってると、足先や手先が感覚なくなる痺れるうような感じになってきたし。
もちろん季節が冬ということで自然と水風呂の水を冷たくなっているっういうのもあるんだろうけど、なにしろ水風呂内の水の攪拌がすごい!! バブルバスみたいにチラーから出て来た冷水がギャンギャと浴槽内の水を混ぜッ返しに混ぜッ返す!!
そして浴槽の深さも、ありがちな膝の深さじゃなく、ちょうどオレの股間あたりという深さ。広さも銭湯の水風呂としては大きめの3人くらい問題なく入れる大きさだしね。
迫り来る冷水、冷えまくる肉体、悦楽が全神経を駆けめぐる! 最高ですよ。
そして体が冷えたら、今度はまたすぐ横にある休憩室に向かう。
ここがね、窓があって外気が入る。ま、窓を開けてもすぐ目隠しの板みたいのがあって、風が直接ビュービュー入ってくるワケじゃないんだけど、サウナや東南アジアの屋外フードコートでお馴染みのプラスチックのイスが置かれ、床は樹脂のバスマットみたいなのが敷かれてて、素っ裸のまま、まったりと休憩できるこのありがたさ!
通常の銭湯サウナでの風呂のヘチに腰掛けて休む“ちょっと軒先を借りてます”的な負い目のある精神状態とは違った、威風堂々休憩できる精神状態の安定感!!
そしてなにより、サウナ・水風呂・休憩室が一直線に並んで独立している、サウナの為にある設計!! 以上は望めないであろう理想的なサウナ導線!!
もう天才でしょ、この銭湯を設計した人! オレはこの銭湯を設計した方に、新国立競技場を設計していただきたかった!!
そしてサウナ室の湿度の秘密も今わかる!
(写真はイメージです。本文とは関係ありません)