■連載/カーツさとうの最強サウナ熱伝
この前行った銭湯のサウナがヤケに良かった!!
普通、銭湯のサウナというと、本当に風呂の“付け足し”みたいな感じで“とりあえず設置いたしました”的ポジションのところが多いんだけど、サウナーの気持ちを分かっていらっしゃるというか、今流行りの言葉でいえば“サウナーファースト”な銭湯!
それが、東横線の綱島駅から徒歩10分のところにある『F湯(仮名)』!
まず脱衣所でフルチンになって浴室へと入りますわな。目の前に広がる洗い場、そして奥には浴槽。こまでは普通の銭湯ですよ。
でサウナ付きの銭湯というと、だいたいは浴室入ってすぐ左右の壁際にサウナ室の入口があるというパターン。
ところが『F湯』はちょっと違う。っていうか全然違う。
男湯の場合、浴室入ってすぐ左側にひとつの扉がある。女湯は入ってないのでわからないが、線対称の反転構造だろうから、右側に同じような扉があるんでしょう。ともかく男湯の場合は、浴室左側手前の壁沿いに扉がある。
そしてその扉を開け、一歩奥へと足を踏み込めば!! 正面には水風呂。左にはサウナ室。右を向けば外気の入る休憩室が並んで設置されている! サウナーの三種の神器が三つ、浴室とは独立した形で鎮座しておられるのだ!!
どうです、このサウナーファーストな構造!!
もうこの構造を見た瞬間に、ボカァこの銭湯にクラクラしてしまいましたよ。
さっそくサウナ室に入る。
大昔の巨大クーラーにも似た縦型のストーブに二段のベンチ。ここまでは銭湯サウナの標準的サウナ室なんだけど、うれしいことに座面が広い!!
たいていの銭湯サウナでも一段目に関していえば、座る人のオケツと2段目に座る人の足の両方がその座面に置かれることになるのでちょっと広くなってることが多いが、ここに関しては座ってる人のオケツしか置かれることのない二段目座面も一段目と同じ広さがある!
これならサウナ室でのベスト体位である体育座りが、なんの苦もなくできてしまう。