■バッグの収納にも注意しよう
高岳さんによれば、バックをクローゼットに収納するときにも注意が必要だという。雨や汗などで湿ったバッグをそのままクローゼットに収納してしまうと、カビやニオイの原因になるそうだ。久しぶりに取り出したバッグが何だかニオう・・・ということを防ぐために、収納時のポイントも押さえておきたい。
「クローゼットなどにバッグをしまう際は、表面の汚れをきちんと落とした上で、陰干しなどをしてしっかり乾燥させてから収納することが大切です。革素材は特に湿気に弱いため、クローゼット内で特に湿気がたまりやすい隅や下ではなく、上の棚などに収納するのがおすすめです。また、クローゼット用や衣装ケース用の除湿剤を使うと、収納時に気になる湿気やニオイをとってくれるので便利ですよ」」(高岳さん)
それでもニオイが取れないのであれば、専門のクリーニング店に出すことも考えよう。ニオイの原因がカビの場合、ある程度カビを除去してもらうことで、消臭効果が得られることもある。ニオイで「ビジネスが失敗」ということにはならないように、ぜひ日頃からバッグをはじめとしたニオイには十分に気をつけたい。
文/石原亜香利
※データは取材時のものです。