■「ポメラ」ヘビーユーザーの羽田圭介が開発者とモノ語り
[その1]目が疲れない
羽田圭介さん(以下・羽田) 目が疲れないことが「ポメラ」を使う最大の理由です。
東山慎司さん(以下・東山) 『DM200』は目に負担をかけぬよう、ギリギリまでバックライトの輝度を落とせるようにしました。
羽田 そうなんですか。ところでなぜ、『DM200』はグレア液晶にしたのですか?
東山 前機種まで採用していたノングレア液晶は、ユーザーの方にもファンが多数いたのですが、文字のギラつきがあるといったデメリットから、思い切ってグレアにしました。しかし、保護フィルム(別売り)を貼れば、使用感は以前と変わりませんよ。
[その2]起動が速い
羽田 「ポメラ」は起動が速い。僕は、眠りかけの時に、何かひらめくことがあるのですが、その時は「ポメラ」を開いてメモしています。バックライトが明るいと目が覚めてしまうけれど、「ポメラ」はサッと入力して、またすぐ眠りに入れます。
東山 開いてすぐ電源が入るのは、パソコンにはない特徴ですよね。ひらめきやアイデアのタイミングを逃さないことは、2008年発表の初号機『DM10』からのコンセプトです。
[その3]執筆スタイルに合う
東山 『DM200』では、PCとの連携を強化し、初めて無線LANを搭載。羽田さんは母艦のPCに「ポメラ」で書いたテキストデータを移動していると伺いました。
羽田 それまでUSBやBluetooth(R)を使いPCとつないでいましたが、無線LANを使いメール送信するほうが、僕の使い方に合う。小説の場合、キリのいいところまで書いたら保存し、新しい場面は新規ファイルを作成して書き始めます。シーンごとにファイルを作るので、メールを送信し、後でパソコンで開くほうが、「よし次を書こう」って気持ちになる。これは予想以上にいいですね。